あの人の挑戦ストーリー
- vol.26小池温男氏
トークノート株式会社 代表取締役 -
Talknoteを世界最高品質の革新的なコミュニケーションツールへ
何にチャレンジしているのか?
トークノート株式会社の代表取締役・小池温男さん。Talknoteは、仕事上のコミュニケーションに特化し、「いい会社をつくる」「『ヒト』、組織の課題を解決する」を追求した社内SNSです。丸亀製麺を手がける株式会社トリドールホールディングスや、塚田農場などを展開する株式会社エー・ピーカンパニー、2004年当時に最年少創業社長として東証一部上場を果たした株式会社ネクシィーズなど多くの企業から、その急成長を支えるコミュニケーションツールとして活用されています。
さまざまな社内SNSが巷に溢れるなかでTalknoteが選ばれる理由。それは、もともと飲食業やインターネット事業を手がけていた小池さんの悩みをきっかけに誕生し、そして多くの急成長企業が直面する人間関係の問題を解決するツールであることです。
トークノートは、コミュニケーションの質と量の両面から、「世界最高品質の革新的なサービス」を目指す挑戦をしています。
なぜ、チャレンジするようになったのか?
「1兆円企業をつくろう」
ぼくがこの目標を立てたのは、20歳のときでした。年商1兆円を超える会社を見てみると、誰もが知っている会社ばかり。ぼくは、人材に恵まれ、優秀なメンバーとともに1兆円に向けて猛進していました。
しかし、トップランナーとして仕事に没頭すればするほど、物理的な理由で稀薄になるメンバーとのコミュニケーション。いつしか、サービスの状態やメンバーのコンディションがほとんど把握できなくなっていました。そんなぼくにもわかるくらいにメンバーの疲労が顕在化したころには、時すでに遅し。20名いたメンバーがひとりを残して全員退職してしまいました。本当につらく苦しい経験でした。
忙しいなかでも、ネガティブな現象が起こる前に社内の状況やメンバーのコンディションを把握したい。そのための満足なツールを見つけることのできなかったぼくが、自分自身で開発を決意したのが、「Talknote」のはじまりでした。
何のために、チャレンジするのか?
急成長している企業であればあるほど、社員数は急増し、業務量も増えていきます。経営者と社員、社員同士の関係性も企業の成長につれ変化するので、対面でのコミュニケーションが減るのも仕方のないことです。だからこそ、Talknoteのような社内SNSの果たすべき役割は重大なのです。
多くの社内SNSがこの問題を解決すべく存在していますが、ただ連絡がとれるだけのツールでは意味がありません。コミュニケーションの質と量をいかに高められるか、ということに挑戦し、改善を続けることがトークノートの使命なのです。
コミュニケーションの質とは、いかに相手のことを正確に把握できるかということ。口にされた言葉や共有された文字情報だけがすべてではありません。たとえば、Talknoteに朝ログインした時刻の変化や発言回数の増減などを解析することで、顕在化していないメンバーのコンディションを把握することも重要だと考えています。
また、コミュニケーションの量を決定付ける1つの要素が、社内SNSの使い勝手のよさです。FacebookやInstagramのような世界最高品質のサービスは、多くの人にとって「普段何気なく使っている」という領域まできているのではないでしょうか。機能の多さや価格など、サービスを判断する観点は多くありますが、使い勝手がいいからこそ毎日利用するサービスとして評価されると思います。多くの人に高頻度で利用してもらうために、ちょっとしたストレスで生産性を下げることのない品質を目指しています。
理念が浸透しない、社員が離職する、これら多くの問題に繋がるのがコミュニケーション不足です。Talknoteが、社内のコミュニケーションの問題を解決し、働く人がより幸せになる環境づくりをサポートしていきます。