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あの人の挑戦ストーリー

vol.15日野秀彦
一般社団法人 背骨コンディショニング協会 代表理事

愛と背骨コンディショニングが実現する!

vol15 日野秀彦

何にチャレンジしているのか?

日本の医療費は2015年に41兆円を超えました。2015年度日本の税収56兆円と比較すれば、その大きさに驚くだけでなく国家財政を揺るがす大問題でもあります。そんな中、医療費の1兆円削減を目標に掲げ、挑戦しているのが日野秀彦氏です。
日野さんは自著「20万人の腰痛を治した背骨コンディショニング」が年間ベストセラーにランクインするなど腰痛治療のスペシャリストなのです。
実は国民の10人に1人が腰痛に悩まされているといわれ、厚生労働省は全国に2800万人の「腰痛持ち」がいると推定している国民病でもあるのです。 その国民病の解決を通して、1兆円削減という大目標の実現を目指す日野氏にその思いを伺いました。

なぜ、チャレンジするようになったのか?

vol15 日野秀彦②

10代後半から始めていたスポーツクラブでのアルバイトで、運動生理学・栄養学・解剖学などを学びつつ、徹底的に自己トレーニングに励みました。それが認められ大手上場フィットネス会社の正社員となりました。その後も、業界初となるディレクターに大抜擢され、専門家や医師と不定愁訴を運動で解決するプログラム開発などを行い、31歳で独立したのです。

しかし、1年が経った頃には、独自の打ち手が全く通用しなくなってしまい、生きる気力さえなくなるほど、心身共にぼろぼろになりました。そんな時に、敬虔なクリスチャンであったエルビスに憧れ13歳で洗礼を受けて以来、まったく足を運ばなかった教会に再び通い出したのです。すると、聖書が生きた〝言葉〟として意識に入ってきたのです。マルコの福音書16章17節に「病人の上に手を置けば癒される」とありますが、「手当て」という言葉もここから来ているといわれています。そこで患者さんの腰にゆっくりと手を当て、さらに少し動かしてみました。すると動かないといわれていた仙骨が動いた感じがしました。そしてそれは勘違いではなく、実際に動いていたのです。この体験が背骨の歪みを整え不調を改善する運動プログラム「背骨コンディショニング」への開発のきっかけが生まれた瞬間でした。

何のために、チャレンジするのか?

vol15 日野秀彦③

20万円・100万円・200万円これはそれぞれ腰椎椎間板ヘルニア ・脊柱管狭窄症・股関節の手術費に入院諸費用を合わせた金額例です。
私がある年の1年間に、腰の手術を勧められた方のなかで、運動と矯正により手術回避できた方が900人おられました。これを金額にすると概算で六億五千万円になります。単純に言えば、日野秀彦が1500人に増えれば、年間の手術回避額は九千七百五十億円になります。これこそが私が目指していることなのです。医療費1兆円削減は決して夢想ではなく、現実的な目標なのです。

現在、そのために背骨コンディショニング協会を設立、全国規模でインストラクターを養成しており、目標の実現に着実に近づいています。さらには、背骨コンディショニングが体操教室を通してラジオ体操並の普及率になれば、健康に不安なく誰もが活力に満ちあふれた社会の実現が可能です。日本の未来の為に、これからもその目標に向かって日々全身全霊で挑戦を続けていきます。