ストーリー(あの人の挑戦ストーリー)

vol.07 吉田沙保里氏 レスリング選手
東京五輪2020へ! 私が挑戦を続ける理由
吉田沙保里

何にチャレンジしているのか?

「熱があっても一度は道場に来てシューズを履け」― 吉田家に生まれるとは、そういうことなのです。そう語る吉田選手が勝利への「努力」を自らに課したのは、わずか5歳のとき。初試合の敗北感と勝利者の首に輝く「金メダル」の存在。負けず嫌いの少女が、この日をきっかけに世界中から「打倒・吉田沙保里」と名指しされる選手に成長していきます。
しかし…2016年リオ五輪。「金メダルが取れなくて、ごめんなさい」と謝罪する姿に私たちは「日本のための金メダル」を期待し、重責を背負わせていたことに気づきます。あの日から半年。次の目標に向かって走り出した吉田選手の「挑戦」と「決意」を是非、お聞きください!

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なぜ、チャレンジするようになったのか?

吉田沙保里①

私はレスリング一筋で生きてきました。最初の試合は5歳、同い年の男児。6対7の1点差で敗退しました。その後の試合はリーグ戦にもかかわらず、「負けたから嫌」と言って放棄をしたそうです。優勝は負けた男子。表彰台で金メダル授与の際、「私も金メダルが欲しい」と父にねだったのですが、「スーパーには売っとらん。頑張った人しかもらえないのや」と叱られました。この経験をきっかけに、「絶対に負けたくない」と頑張ってきたのです。

レスリングは、私にとって努力したら努力した分だけ、頑張ったら頑張った分だけ結果になりました。これまでもよく、「簡単に勝っている」「勝ってあたりまえ」などと言われてきましたが、実際はギリギリのところで勝ってきているんです。試合結果だけが報道されるので、仕方ないのですが、1点差のときや逆転勝利のときもありました。だから、いつも試合はとても緊張するし、「いつ負けるかわからない」と思いながらやってきたのも事実です。

ただ、私は「これだけやったのだから仕方ない」と、常に全力を出し切る努力をすることが大切だと思っています。特にオリンピック出場のレスリング選手は一階級ひとり、強豪揃いです。ですから、たとえ一回戦で負けてしまったとしてもこの日のために頑張ってきた日々は決して無駄ではない。次の人生で必ず生きてくると私は思っているのです。

何のために、チャレンジするのか?

吉田沙保里②

10代の頃からずっと勝ち続けてきたこともあり、私は「試合に勝つこと=金メダル獲得」になっていたのかもしれません。でも、リオ五輪で銀メダルを手にした時、「ああ、銀メダルも綺麗だな」と思いました。そして、「そういえば、うちに銀メダルは1つもないな」と思ったら、銀メダルの存在がとても愛おしく大切なものに変わりました。

4年後の2020年、東京でオリンピックがあって、それに出場することは本当に魅力的なことですし、現役選手として、これ以上ないことです。これからの4年間、私は後輩たちを指導しながら共に東京オリンピックを目指して頑張っていきます。4年後、37歳。これまで私は4回も出させていただいているので、「こんなおばさんに負けてられない」って後輩たちも頑張ると思います。日本レスリング界としていい結果が出せるチャレンジを私はこれからもしていきたいです。

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動画メッセージ(挑戦者の声)