あの人の挑戦ストーリー
- vol.25髙山幸治氏
第一電建株式会社 代表取締役 -
「社員や地域の子や孫にも勧めたい!」地域から愛される、100年企業への挑戦!
何にチャレンジしているのか?
第一電建株式会社の代表取締役・髙山幸治さん。お客様の喜びと安心に貢献することを使命とする企業理念をもとに「9年連続の最高売上更新」「離職率0%」を実現するなど、お客さまからも社員からも信頼を集める3代目経営者です。
そんな髙山さんが掲げる挑戦。それは福岡地域に住む多くの人たちから愛される、「100年続く企業になること」です。1971年に「電気の修理屋」として創業し、まもなく50周年を迎える第一電建。単なる電気工事業の会社ではなく、「そこまでしなくていいよ」という言葉がでるほどお客様を感動させる「サービス業」でありたいという強いこだわりのもと、これまで成長を続けてきましたが、今、一つの壁に直面しているそうです。それは、「売上11億円」という壁。
社員のため、お客様のため、そして地域のために、必ずこの壁を突破しなければならない。そう語る髙山さんの「100年企業への挑戦」について伺いました。
なぜ、チャレンジするようになったのか?
「社員や地域の子どもや孫におすすめしたい!」
私たちが目指しているのは、そういう企業です。なぜなら、地域から愛される企業とはきっと、そういう企業であると思うからです。私たちは創業からもうすぐ50年を迎えますが、これまで地域の方々に本当に支えられながら成長してきました。「第一電建フェスタ」など、既存のお客様か新規のお客様かにかかわらず、地域の方々に向けた活動を続けているのも、「恩返しがしたい」「貢献がしたい」という気持ちが強いからなのです。そして私たちが、地域に住むお子様やお孫様におすすめできる企業であることは、私たちが地域に対してできる貢献のひとつだと思います。
では、どういう企業なら自分の子どもにおすすめしたいと思っていただけるのでしょうか。「やりがいがある」「給料が高い」などさまざまな要素があると思いますが、そのすべての土台にあるのは、私たちが成長を続けていることだと思います。
今私たちが直面している、「売上11億円」の壁。地域に貢献したいという思いをきれいごとで終わらせないためにも、私たちが率先して成長し、必ずこの壁を突破しなければならないのです。
何のために、チャレンジするのか?
では会社の成長を支えているものとは、一体何でしょうか。
私は、それは社員一人ひとりの成長だと思っています。じつは第一電建は、4年前から本格的に新卒採用をスタートしました。入社してくれた新卒社員はまだ見習い段階。彼らを含め、社員が成長できる仕組みや環境を整えることこそが、会社を成長させ、さらに地域に貢献するために私が今するべきことです。
特に重視したいのは、マインド面での成長です。すでに社内研修をたくさん用意していますが、そのなかで社員全員に第一電建として大切にしたい価値観を共有することが、知識・技術の習得の土台となってくると思います。
「売上11億円」の壁を突破すること。そして10年以内に「売上30億円」の企業に成長すること。この目標を達成すること自体も、企業の存続という意味ではもちろん大切ですが、目的ではありません。「社員や地域の、子どもや孫までも入社してほしい」そう思っていただける企業のひとつになることで、地域に貢献すること。このために社員全員で目標を達成し、「100年企業」へと成長を続けていきます。